2022.11.18 FRI. ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー2022.11.18 FRI. ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

INTRODUCTION

圧倒的没入感で真夜中を疾走する衝撃のワンショット!一夜の犯罪劇、その一部始終を助手席で目撃する!!圧倒的没入感で真夜中を疾走する衝撃のワンショット!一夜の犯罪劇、その一部始終を助手席で目撃する!!

恋人との光の射す未来を手に入れるため、裏社会から足を洗おうと最後の賭けに出たドラッグ・ディーラー。悪名高い闇金業者から資金を調達し大口の取引きに挑むが、弟分のヘマから取返しのつかない事態に転げ落ちる。本作はそんな、失ったブツと新たな買い手を見つけるべく、真夜中の北アイルランド・ベルファストを奔走する主人公の姿を94分間ワンショット撮影。電話の向こうの《姿なき》登場人物たちとの危険過ぎる駆け引きが、ノンストップで展開する緊迫のクライム・スリラー。

監督は長編デビュー作「THE SURVIVALIST」 (2015/日本未公開)で、第69回英国アカデミー賞・新人賞ノミネートのほか、第18回英国インディペンデント映画賞・新人監督賞を始めとする数々の賞を受賞し、本作が2作目となる北アイルランド出身の俊英スティーヴン・フィングルトン。

マスタードカラーのタートルネックにブルーのレインジャケットと、どこか往年の犯罪映画のヒーローを彷彿とさせる主人公バッジを演じた主演のモー・ダンフォードは、本作でアイルランドのアカデミー賞と評されるIFTA映画&ドラマ賞・最優秀主演男優賞の栄冠に見事輝いた。伝説的ホラーのリブート版『悪魔のいけにえ -レザーフェイス・リターンズ-』(2022)や、BBC Oneの人気テレビシリーズ「ダブリン殺人課」(2019)などにも出演するアイルランド出身の注目俳優である。

ロックダウン下のベルファストで、1日11時間のリハーサルを連日1週間重ねた末、6晩で全6テイクの撮影を敢行した撮影クルーと俳優たち。様々なアクシデントに見舞われつつ結実した奇跡のワンテイクを体感し、観る者はスリリングな犯罪世界に没入することとなる。

無駄がなく、張り詰めた緊張感で魅せるワンショット・ギャングスリラー。
― The Guardian

最も信頼できる俳優 ― モー・ダンフォードの演技が素晴らしい!
― The Irish Times

ラストの瞬間まで、ナイフの刃の上で絶妙なバランスが機能する。
― The National Post

STORY

圧倒的没入感で真夜中を疾走する衝撃のワンショット!一夜の犯罪劇、その一部始終を助手席で目撃する!!圧倒的没入感で真夜中を疾走する衝撃のワンショット!一夜の犯罪劇、その一部始終を助手席で目撃する!!

長年、麻薬の密売に手を染めてきたドラッグ・ディーラーのバッジは、恋人ソフィアと共に裏社会から足を洗おうとしている。引退後、堅気の友人グレアムと自動車のカスタム・ショップを立ち上げるための資金作りに、最後の大口取引を画策。ソフィアのコネでウクライナ人プッシャーから50キロのブツを仕入れ、倍の値段で売り抜けるのだ。そのために、裏社会でも一目置かれ恐れられる闇金のジョーから10万ポンドを借りる羽目となるが、売り先も確保しすべては順調に思えた。しかし、弟分のヘマからブツを積んだバンが何者かに乗り去られてしまい、買い手にも逃げられる事態に。ジョーへの返済期限が迫る中、ブツを積んだバンを探し出し、新たな買い手も見つけ金を作り出さなければ、彼の人生計画はフイになり、見せしめにジョーの手によって消されるだろう。残り僅かな時間で窮地に立たされたバッジのもと、彼が買い手を失ったことを知ったジョーはすでに手下を仕向けていた…。

CAST & STAFF

CAST

スティーヴン・レイ/ジョー  Stephen Rea as Joe

モー・ダンフォード/バッジMOE DUNFORD as Budge

アイルランド、ウォーターフォー州出身の俳優・プロデューサー。2013年~2020年に放送された人気テレビシリーズ「ヴァイキング~海の覇者たち~(全6シーズン)」のシーズン2~5に出演し、IFTA映画&ドラマ賞のドラマ部門で最優秀助演男優賞を受賞。2014年公開の映画「PATRICK'S DAY」では、IFTA映画&ドラマ賞の最優秀主演男優賞他、多数の賞に輝く。その他、『ダーケスト・ウォーター』(2017)、『リベンジャー・スクワッド 宿命の荒野』(2018)など数々の映画に出演。2015年にはベルリン国際映画祭のシューティング・スター賞を受賞する。『スパルタン 皆殺しの戦場』(2020)では主演を務めた。近年では、2019年より放送されているBBCとアイルランド放送協会による共同製作の刑事ドラマシリーズ「ダブリン殺人課」に刑事サム・オニール役としてレギュラー出演している他、2022年2月よりNetflixで独占配信中の人気ホラーシリーズの9作目『悪魔のいけにえ ―レザーフェイス・リターンズ―』に出演している。『ナイトライド 時間は嗤う』では、再びIFTA映画&ドラマ賞の最優秀主演男優賞に輝く。

ジョアナ・リベイロ /ソフィアJoana Ribeiro as Sofia

ポルトガル、リスボン出身の女優。2012~2013年に放送されたポルトガルのテレビシリーズ「DANCIN’ DAYS」のマリアナ役で、ポルトガルのゴールデン・グローブ賞にノミネートされ注目される。2015年にはポルトガルとフランスの共同製作映画「AT AN UNCERTAIN TIME」で主演を務めた。2018年のカンヌ国際映画祭のクロージング作品、テリー・ギリアム監督『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』のアンジェリカ役に抜擢された後、ルコ・ポンテコルヴォ監督作品「FATIMA」(2020)の聖母マリア役でハーヴェイ・カイテル、ソニア・ブラガと共演。近年では、アントワーン・フークア監督『インフィニット 無限の記憶』(2021)や、2018年より放送中のドラマシリーズ「Uボート ザ・シリーズ 深海の狼」のシーズン3、初のポルトガル製作によるNetflixオリジナル・ドラマシリーズ「グローリア」(2021~)に出演。2020年にベルリン国際映画祭のシューティング・スター賞を受賞するなど活躍中。

ジェラルド・ジョーダン/トロイGerard Jordan as Troy

北アイルランド、ベルファスト出身の俳優。HBO制作の大ヒットテレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019) 、BBC制作のテレビドラマ「THE FALL 警視ステラ・ギブソン」(2013-2016)、イギリスのコメディ「デリー・ガールズ ~アイルランド青春物語~」(2018~2020)など、数々のドラマシリーズに出演する。長編映画では、「Shooting for Socrates」(2014)、ブロナー・ギャラガー主演の「A BUMP ALONG THE WAY」(2019 )などに出演。近年の出演作には、2021年にIFTA映画&ドラマ賞で最優秀短編賞に輝いた「ROUGH」(2020)や、2019年に放送開始され、大ヒット放送中のテレビドラマシリーズ「BRASSIC」などがある。

ジョー役
スティーヴン・レイ Stephen Rea

北アイルランド、ベルファスト出身の俳優。数々の舞台やテレビ作品に出演後、1982年に主演を務めたニール・ジョーダン初監督作『殺人天使』で本格的に映画デビュー。以降、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)、『マイケル・コリンズ』(1996)、『プルートで朝食を』(2005)、『グレタ GRETA』(2005)をはじめ、ニール・ジョーダン監督の殆どの作品に印象的な役で出演している。同じくニール・ジョーダン監督『クライング・ゲーム』(1992)では、米国アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた その他の代表出演作に『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005)、『アンダーワールド 覚醒』(2012)などがある。マギー・ギレンホール主演のテレビドラマシリーズ「オナラブル・ウーマン 熱砂の女」(2014)では、2015年英国アカデミー賞並びに2015年IFTA映画&ドラマ賞のドラマ部門にて助演男優賞を受賞。2020年、アイリッシュ・タイムズ紙による最も偉大なアイルランドの映画俳優ランキング13位に選ばれている。

STAFF


監督
スティーヴン・フィングルトン
Stephen Fingleton

監督
スティーヴン・フィングルトン Stephen Fingleton

北アイルランド出身の脚本家・監督。 2013年に映画専門誌スクリーン・インターナショナルの「スター・オブ・トゥモロー」に選出される。アイリッシュ・インディペンデント紙の「2014年に注目すべき14人」の一人にも選ばれた。2013年に監督した短編映画「SLR」は、アカデミー賞の最終候補作リストに選出された他、フォイル映画祭で最優秀アイルランド短編映画賞を受賞、クラクフ映画祭とグラスゴー短編映画祭にも出品・ノミネートされた。
2015年、長編映画デビュー作「THE SURVIVALIST」を発表。同年トライベッカ映画祭でプレミア上映され、ニュー・ナラティヴ監督賞部門の審査員特別賞を受賞。英国アカデミー賞の新人賞ノミネートのほか、英国インディペンデント映画賞のダグラスヒコックス賞(新人監督賞)、IFTA映画&ドラマ賞で新人賞、シッチェス・カタロニア国際映画祭のシチズン・ケイン賞最優秀新人監督賞などに輝く。また、その脚本はThe Brit List 2013の未製作脚本部門でトップに輝き、英国の脚本家組合賞にノミネートされる。本作『ナイトライド 時間は嗤う』は2作目の長編監督映画となる。

脚本
ベン・コンウェイ Ben Conway

アイルランド出資の脚本家。 ゴールウェイ・フラー映画祭に出品されたモー・ダンフォード主演の短編映画「BUGALOO」(2021) で共同監督・脚本を務めたほか、数々の短編映画の脚本を担当。『ナイトライド 時間は嗤う』で長編映画デビューを果たす。、同年に公開されたケヴィン・ベーコン、マシン・ガン・ケリー、トラヴィス・フィメル出演の映画「ONE WAY」(2022)では、脚本と共同プロデューサーを務める。

プロデューサー
ポール・ケネディ Paul Kennedy

2013年に映画会社Village Filmsを設立。同年、Village Films初の長編映画「MADE IN BELFAST(原題)」の製作・監督・脚本を務めた。2020年に、オルウェン・フエレ主演、スティーヴン・フィングルトン監督の短編映画「REUNION」を製作。ゴールウェイ・フラー映画祭のコンペティション部門でプレミア上映された。2022年公開のリン・ディヴィスン監督の長編映画デビュー作品「MANDRAKE」では製作総指揮に加え、俳優としても参加している。

プロデューサー
ジョン・シルク Jon Silk

ハリウッドのスタジオの重役として、Legendary、Studios 8などの製作会社で活躍。興行収入7億ドルを記録した『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)の製作総指揮を務めた。その他の作品に『悪魔のいけにえ ―レザーフェイス・リターンズ―』(2022)、『ターミネーター4』(2009)などがある。自身の製作会社Silk Massは現在、長編映画2作目となるジョシュ・ルーカス主演の「THE BLACK DEMON」を製作中。更には、SFコミック「Tokyo Ghost」を原作とした『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のキャリー・ジョージ・フクナガ監督の新作映画が進行中である。

共同プロデューサー
ベネディクト・ターンブル Benedict Turnbull

数多くのハイエンドなコマーシャルや短編映画を手掛けてきたイギリスのプロデューサー。ヘクター・ドクリル監督の「GOLDFISH」(2020)が英国アカデミー賞及び英国インディペンデント映画賞の短編賞にノミネートされる。最近では、監督のウォーレン・デュ・プリーズ、ニック・ソーントン・ジョーンズと共に、IMAXで撮影したイギリスの音楽プロジェクト“UNKLE”の映像作品などを手掛ける。

撮影監督
デイヴィッド・バード David Bird

映画監督ロビン・メイソン作品をはじめとした様々な短編映画やCM,ミュージックビデオの撮影監督として長年キャリアを積む。長編映画では、サム・ブレア監督による元リヴァプールFCの伝説的サッカー選手、スティーヴン・ジェラードのドキュメンタリー『Make Us Dream』(2018)の撮影監督を務めた。『ナイトライド 時間は嗤う』がドキュメンタリー以外で初めて撮影監督を務めた長編映画となる。

音楽
フィル・キーランPhil Kieran

北アイルランド、ベルファスト出身の音楽家。DJ MAG開催のDJ世界番付「トップ100DJS」にて世界トップ20にランクインしていた。、これまでに5枚のソロアルバム、デペッシュ・モードをはじめとするリミックスを含む数百枚のシングルをリリース。英国アカデミー賞に輝いたテレビシリーズ「キリング・イヴ/Killing Eve」(2018~2022)やスティーヴン・ソダーバーグ監督『ガールフレンド・エクスペリエンス』(2009)にも音楽を提供している。

サウンド・デザイナー
ジェイミー・ローデン Jamie Roden

音声編集や整音ミキサーとして25年以上のキャリアを誇る。英国アカデミー賞テレビ音声部門に、ミキシングと編集で2度ノミネートされている。

サウンド・レコーディスト
ジョニー・ウェイト Jonny Waite

映画やテレビ業界で20年以上のキャリアを誇る北アイルランド、ベルファスト出身の音響ミキサー。「ゲーム・オブ・スローンズ」(HBO)でシネマ・オーディオ協会賞に輝いた。

COMMENT

※順不同・敬称略。

流れるように不運が連鎖し、タスクが増え続ける焦燥リアタイ犯罪劇。
こんな最終出勤日、自分だったら耐えられない。だからこそ緊迫し、期待する。
この最悪、どう切り抜ける? ひりつく面白さに吞まれ、94分ただただ見入った。
SYO (物書き)

あるドラッグディーラーの運命を決める94分。
ワンカット映像で観客が共有するのは時間と焦燥。
善人ではない主人公故に終着点の読めない物語は最前線の臨場感を保ちながら駆け抜けていく。
ミニマムな作品だからこそ輝く挑戦と技巧。また映画の新たな可能性を見た。
ISO (映画ライター)

94分間ワンショット撮影というアイデア勝負の出オチ映画と思いきや、リアルタイムで主人公バッジに張り付くカメラからは動揺や焦り、悲しみや絶望が痛い程に伝わって来て映画とのシンクロ率はグングン上昇、劇中で描かれる裏社会の生々しい報復には身震いし、クライマックスの高揚感に思わず拍手が出るド緊張サスペンスっ!
末廣末蔵(ジャンル映画大好きツイッタラー)

まるで1人の男の密着ドキュメンタリーのようだ!と思っていたら、今まで見たことのないモザイク演出が登場し思わず息を呑んだ。
え?これって本当にドキュメンタリー…?
ワンショットというチャレンジが功を奏して、物語に「偶然」が侵入し、スリルの数値が跳ね上がる!
ハプニングは恵なり!
ジャガモンド斉藤 (お笑い芸人/映画紹介人)

息を飲むほどの緊張感と没入感。
途切れなく事態が悪化していく一夜の事件を、途切れることのない映像で映し出す。
真夜中に繰り広げられる決死の犯罪劇にライドする94分間のワンショットノワール。
ビニールタッキー(映画宣伝ウォッチャー)