男は欺きながら女を愛し、女は欺かれず男に愛を教えた
7月20日(土)より新宿シネマカリテにて公開
組織のリーダーの恋人である美しき女革命家。
愛を知らず孤独に生きてきた潜入捜査官。
『アデル、ブルーは熱い色』の新星アデル・エグザルコプロスが魅せる新境地。
知性と美貌を併せ持つ女革命家を演じるのは、2013年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作『アデル、ブルーは熱い色』の主演で一躍世界の注目を集めた新鋭アデル・エグザルコプロス。今作でもその端正でクラシカルな美しさを遺憾なく発揮し、男を惑わすファムファタールを演じる。孤独な潜入捜査官役には、初主演作『預言者』でセザール賞主演男優賞受賞の快挙を成し遂げたタハール・ラヒム。2人の絡みつくような濃密な演技合戦から目が離せない。
19世紀末、パリ。ベル・エポックと呼ばれ繁栄を誇った華やかな時代、その陰で<アナーキスト>(無政府主義者)たちは密かに革命を画策していた…
孤児院育ちで、職務に忠実な警官ジャンは、台頭するパリのアナーキズムを抑え込むため、上官から組織の潜入捜査を命じられる。印刷工に扮し、組織に入り込むことに成功するジャン。リーダーのウジェーヌにも認められ参加したある日の集会で、ウジェーヌユージーヌの恋人で、死んだ親友の妹ジュディットを紹介され、その魅力に心を奪われる。
愛を知らず生きてきたジャンと、捜査すべき組織の中心人物であるリーダーの恋人ジュディット、2人はいつしか心を通わせるが、彼女はジャンを信頼する組織のリーダーの恋人でもあり、言うまでもなくそれは許されない恋であった。…
3人それぞれの思惑が交錯する中、やがて事態は思わぬ方向へ進んでいく…
アデル・エグザルコプロス『アデル、ブルーは熱い色』
タハール・ラヒム『預言者』『ある過去の行方』
ギョーム・グイ『ぼくを探しに』
セドリック・カーン
監督:エリ・ワジュマン
脚本:ガエル・マセ、エリ・ワジュマン
撮影:ダーヴィッド・シザレ『裸足の季節』
美術:クリステル・メゾヌーヴ
音楽:グロリア・ヤコブセン
<2015年 第68回カンヌ国際映画祭 批評家週間 オープニング作品>
2015年/フランス/フランス語/カラー/101分/シネマスコープ/原題:Les Anarchistes
配給:コムストック・グループ、ミッドシップ
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